人迎穴(その2) [東洋医学]
ところで人迎穴の目印としてお話した、のどぼとけとは何でできているのかというと、そこには甲状軟骨という軟骨組織があります。甲状軟骨には声帯があり、その内部は気道であるとともに発声器官でもあります。またその周囲には甲状腺という重要な内分泌腺も位置しています。
また、前回お話した胸鎖乳突筋の内側には胸骨舌骨筋、肩甲舌骨筋、胸骨甲状筋、甲状舌骨筋などの舌骨下筋という筋肉群があり、舌骨上筋群を通して下顎とつながっています。これらの舌骨下筋、舌骨上筋は普段様々な方の首を調整していると、咀嚼筋と連動していることも関係していると思いますが、経絡上の仕組みの関係もあって非常に左右のバランスが悪くなりやすいように感じています。そのため体のねじれを調整する重要なポイントでもあると思っています。
つまり、人迎穴とは、頸動脈や、気道であり発声器官でもある軟骨組織、内分泌腺、細かい筋群が存在していて、デリケートでありながら、非常に重要な経穴でもあるわけです。ただ押したり揉んだり力技の技術では全く効果をだせないだけに、腕の見せ所でもあるのです。
また、前回お話した胸鎖乳突筋の内側には胸骨舌骨筋、肩甲舌骨筋、胸骨甲状筋、甲状舌骨筋などの舌骨下筋という筋肉群があり、舌骨上筋群を通して下顎とつながっています。これらの舌骨下筋、舌骨上筋は普段様々な方の首を調整していると、咀嚼筋と連動していることも関係していると思いますが、経絡上の仕組みの関係もあって非常に左右のバランスが悪くなりやすいように感じています。そのため体のねじれを調整する重要なポイントでもあると思っています。
つまり、人迎穴とは、頸動脈や、気道であり発声器官でもある軟骨組織、内分泌腺、細かい筋群が存在していて、デリケートでありながら、非常に重要な経穴でもあるわけです。ただ押したり揉んだり力技の技術では全く効果をだせないだけに、腕の見せ所でもあるのです。
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