SSブログ

迎香(げいこう)穴 [東洋医学]

 今日は、ツボのお話に戻って「迎香(げいこう)穴」についてお話しましょう。
daicyoukei.jpg

 この経穴の名前の由来は非常にわかりやすいですね。香りを迎える~つまり嗅覚=鼻を指していて、鼻のわきにある経穴であり、鼻の症状に有効な経穴でもあります。


 大腸経は肺経と表裏の関係にありますから、その経穴が呼吸器である鼻に作用するのは当然のことともいえます。


 この迎香や前回の禾髎は、骨格でいうと、上顎骨という骨の上にあります。上顎の歯はその上顎骨から生えています。長い間お話してきたように、大腸経の近くにある腕の筋肉は、強い腕力のでる筋肉です。力を入れる時歯を食いしばったり、腕の疲れがとれない状態で眠ってしまうと歯ぎしりしてしまったりすることには、大腸経を通した相関性があるといえます。

 ですから、歯ぎしりや鼻詰まり、腕のしびれや痛み、肩こりや首こりは、大腸経全体をゆるめてあげると効果があります。口元や、鼻まわりの緊張をとっても歯ぎしりや鼻詰まりに効果がでなければ、腕や手の大腸経のツボをやさしくほぐしていけば効果的かもしれません。逆に力が入りすぎて肩や首、腕の症状が揉んでも軽くならなければ、この迎香や前回の禾りょうのあたりの緊張を解いてみるといいかもしれません。

L7040001.JPG


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。