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肺経~中府穴 [東洋医学]

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 いよいよ経穴~ツボのお話に入りましょう。

 前回お話したように、気血はその源である胃のあたりから昇って肺に入って腕に運行してゆきます。その気血の流れが第一番目に体表面に現れるのが、中府という経穴(ツボ)です。

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 何故、中府という名前がついたかといいますと、中焦の気が集まるところという意味からつけられたといわれています。「府」が集まるところを意味することばで、中焦というのは、気血の源泉である胃のあたりのことを指します。中焦というのがまた、東洋医学独特のとらえかたで、詳しくお話するのが難しいのですが、後々三焦経という経絡についてお話することになりますので、そのときまでお待ちください。


 ところで、この中府は肺の募穴としてとても重要な経穴(ツボ)であるとされています。

 募穴とは何かといいますと、経気のたまる場所のことで、肺の気がこの中府にはたまるようになっているのです。ですから、肺や呼吸器系の症状の治療には非常によく用いられる経穴(ツボ)なのです。

 この募穴のことをお話したからには、兪穴についてお話しないわけにはいきません。兪穴というのは、背部にある経穴(ツボ)で経気の入る場所のことをいいます。兪穴は、膀胱経という経絡にあります。当然ここも臨床的に非常に重要な経穴(ツボ)になります。

 兪穴と募穴は兪募関係としてセットで使われます。
 

 募穴としての中府に対応する兪穴はその名も肺兪です。

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 次回は、この肺兪と中府を花粉症を例にもう少し詳しくお話していきます。



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