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花粉症とツボ [東洋医学]

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 お待たせしました。

 前回お話したとおり、肺兪と中府というツボ(経穴)を花粉症を例にもう少し詳しくお話していきます。


  まず、兪穴である肺兪は経気の入る場所とお話しました。この肺兪穴のある膀胱経という経絡は、体に悪影響をあたえるもの(邪気と呼ばれます)が、真っ先に侵入しやすい経絡と考えられています。例えば、肺兪のひとつ上にある風門穴から、風邪(ふうじゃ)という邪気が侵入するとかぜをひくといわれています。

 さて、花粉がもっている邪気も、ここから侵入してくると考えれば、その邪気が呼吸器をつかさどる肺に入って、鼻に悪さをしているのだと解釈できます。

 そこでその侵入した邪気がたまる経穴、募穴である中府を開いて邪気を抜いてしまえばよいというのが、兪募関係を用いた花粉症の対処法になるのです。


 整体の現場でも、花粉症など鼻炎になりやすい方の上部胸椎=ちょうど肺兪穴のあたりの骨格は動きが悪くて硬くなっていることが多いです。また、そんな場合たいていは、肩が前に巻き込んでちょうど中府のあたりががっちり閉じてしまっているのです。

 また、視点を変えてみると、そのような骨格の状態では、深い呼吸ができません。深い呼吸ができないということは、気の循環が悪いということです。(過去記事参照→肺経~気血の流れ) 鼻炎は頭部・顔面の症状ですから、鼻の周りを巡っている大腸経、胃経、胆経にも速効性がある経穴(ツボ)があります。(詳しくはまた、今後ご紹介していきたいと思っています)
 つまり、呼吸が浅く、また肩や首がコチコチになるこのような姿勢では、それらの経絡への気血の流れが悪くなってしまいます。春ならではの花粉が鼻粘膜を刺激している状態に身体が対抗できないのです。

 春には春の身体の使い方(過去記事参照→花粉症(春の過ごし方~その2))があるのですが、花粉症になりやすい方は冬モードのまま、冬の身体の使い方=守り蓄える(過去記事参照→冬の過ごし方)状態のために、春の気候と調和できないでいるのです。



 花粉症はこれだけでは対処しきれないことも少なくありません。
ケースバイケースで、脾経、腎経、胃経、肝経の状態を改善する必要があるかもしれません。長期的な身体の改善が必要な場合もあります。それらについても今後機会があればまたお話したいと思っています。



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コメント 2

ちぇじゅ~(40)

おはようございます。
昨日は、遅い時間まで、ありがとうございました
今日は、爽快です!と言いたいのですが
なぜか、あごの下?が痛いです(笑

せっかく、身体を治していただいたので、
本日から、PCの場所、椅子の高さ等を、再調整してみました。
ボードも朝から、ぼーっと(駄洒落です)乗りました。

ただ、帰り道で、前のスーパーで
ファンタと、大好きなポテチを買ってしまい
さらに、Mのやつが私と見ているのです。
フライドポテトも買ってしまし、あの時間から、完食です。

あれほど、胃が。。。って言っておきながら、駄目ですよね~

次回は、是非、Mに負けない強い精神力が持てる、つぼを
押してください(笑

今の私の唯一の自分の時間が、
整体と、ネイルなので、いつも楽しみにしています。
そして、私のつまらないトークにお付き合い頂き
本当にありがとうございます。

また今日から頑張れます。(顔晴れる)

本当に、いつもいつもありがとうございます
今日もお仕事頑張ってください




by ちぇじゅ~(40) (2009-03-13 09:58) 

ココアカ

ちぇじゅ~さん。
コメントありがとうございます。

昨日はブログをあまりチェックせず、今頃気がついてすみません(^_^;)。

あごの下の痛みはいかがですか?

ちょうど、胃の経絡があごの下につながっていますので
もしかしたら・・・M?。


ちぇじゅ~さんのトークは楽しいです。
こちらこそありがとうございます。


また楽しいお話きかせてください。


by ココアカ (2009-03-14 12:29) 

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