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合谷(ごうこく)穴 [東洋医学]

今日は合谷穴です。
大腸経.jpg

 この経穴~ツボは、大腸経の中でも最も重要な存在であるだけでなく、全身の経穴~ツボ全体の中でも特別な存在として知られていて、臨床でも使われる頻度が高いです。


 まず、合谷は、大腸経の原気(原気の原は、本源の源とか原動力の原を意味します)が、通りかつ留まっているところ~原穴であるとされています。(原穴については過去にもご紹介しています。→クリックしてください。「十二原穴」) 

 また、合谷は四総穴のひとつとして、特に顔面部の症状に効果的に作用するとされています。(四総穴についてはこちらをご覧ください。→クリックしてください。「四総穴」) 


 合谷は、ここまでご紹介してきた大腸経の商陽や二間、三間と近い位置にあって、しかも当然流れていく先は同じなので、鼻や口、咽喉など痛みやその他の不調など、顔面部の症状に有効で、効能も似通っています。しかし原気が留まっている原穴であるがゆえに特に効果的というわけです。顔面部には、胃経も通っていますし、その他にも少しずつ流路が顔面部にかかっている経絡はあるのですが、不調を起こしやすい口や鼻に最も近いのは胃経と大腸経ですし、胃経は足の経絡ですから、顔面により近い手の大腸経のほうが効果が強いということでしょう。

  ただし、総論と各論はいつも同じではないように、ケースバイケースで別の経絡のほうがその症状にとって重要なことは決して少なくありません。なんでもかんでも顔面部なら合谷の気の流れを整えれば済むとは言い切れないのが本当のところです。



 ところで、大腸経なのに今まで一度も大腸の話がでてきません。実はこれまでご紹介した商陽や二間、三間もまったく大腸に響かないわけではありません。しかしまとめて、合谷といっしょに気の流れを整えてあげるとかなり響いてきます。胃にもいい作用があると思います。大腸経と胃経~大腸と胃~はつながっていますから。合谷を揉むのもよいですが、おすすめは商陽から合谷までを力まずにストレッチしてあげることです。腕を横にひろげて、アルプスの少女ハイジが空を見上げて背伸びをする時みたいに(^_^;)、気持よーくのばしてみましょう。お腹の不調、下痢や便秘、腹痛などのときはお試しください。

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トイレの神様/植村花菜 最近ハマっている歌です。なぜか泣けるんです。



つらい腰痛、がんこな肩こりでお悩みの方は都筑区仲町台の整体院、東洋整体術仲町台療術センターへお気軽にどうぞ。ギックリ腰や寝違え、ヒザや足腰が痛くて歩くのがツライ方もどうぞ。

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