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音楽と整体 [その他もろもろのこと・・・]

 学生時代、音楽が好きだったので自分でも演奏したくなり、楽器をやっていたことがありました。しかしどの楽器も私の根気の無さのせいか、あまり上達しませんでした。

 

 その時感じたことなのですがいい音や大きく響く音っていうのは、必ずしも体格の大きさや筋肉の力強さに比例しないようです。(もちろんそれが関係ないということでは無いとも思いますが。)自分より小柄でやせた女性が大きく深々とした音で演奏しているのを聴いてよくへコんでいました。

 

 私の好きな有名なヴァイオリニストでオイストラフという人の音を生で聴いた方によると、彼はとてつもなく大きな音をあの小さなヴァァイオリンから弾きだしていたそうです。もう亡くなった方なので、私はCDやレコードでしか聴いたことが無いのですが、それでもなんとなくその話が解るような音がCDやレコードからもよく伝わってきます。

 

 一説にはオイストラフの音の秘密は姿勢とか立ち方にあったといわれています。楽器というものをよく演奏するためには、楽器を鳴らすだけでなく、演奏者自身の身体が楽器と一体となって共鳴しなければならないそうなのです。そして本当にいい姿勢、いい立ち方をすると、身体だけでなく足を通って音の振動がステージに伝わり、ホール自体も鳴らしてしまう、そんな神業のようなことをプロの演奏家の方は意識していると聞いたことがあります。

 

 一挙に卑近な話になりますが、下手の横好きで演奏していた私なんぞでも、朝と夕方では音の鳴り方が違うとか、何故かとてもいい音が出る日とそうでない日があるとかに気付いていました。

 

 楽器を演奏しなくなってもう随分になりますが、勉強のために自分が東洋整体術の講師の先生の整体を受けた後、何故か声がとても楽に出るだけでなく、それがよく響くのに驚かされました。首や胸まわりといった声帯に影響がある部位の筋肉の緊張がとれたのと、全身療術の成果で身体全体の共鳴が良くなったということなのかもしれません。

 

 もしや楽器の音も出しやすいのではと思って帰宅して久しぶりに楽器を取り出して演奏してみると、ブランクがあったため想像したようには出ませんでしたが、やはり音がよく鳴るということは感じました。

 

  東京本部の付属療術センターには、劇団の俳優さんが何人か通っていたようです。楽器をやっている方、声を使うことをしている方は整体を経験すると、コリや筋肉の硬直の度合で結果に個人差があるとは思いますが、何か得るものがあるのではないでしょうか?

 

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: オイストラフ(ダヴィド), フランス国立放送局管弦楽団, ベートーヴェン, クリュイタンス(アンドレ)
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2001/12/06
  • メディア: CD


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