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四白(しはく)穴 [東洋医学]

 今日は、経絡~ツボのお話に戻ります。足陽明胃経は、前回の承泣から下がって四白(しはく)に流注します。

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 四白の四とは四方八方の四で、白とは明白の白を指します。つまり四方を明らかにする~つまり目のことを意味しています。

 効能もその名のとおり目の症状に有効です。




 目の症状~特に視力の低下に悩む人は多いですね。



 私自身、子供のころから視力が落ちて今では眼鏡なしではすごせません。失った視力を取り戻したいという夢は、はじめて眼鏡をかけた日の悲しみとともに今でも抱き続けています。

 実際、いろいろなことを試し続けて、ようやく最近視力を少しずつ取り戻すことができるようになってきました。健康診断のときに、視力を測ってくれる方が、何度も首をかしげていました。とはいえ、私の視力はあまりにも落ちてしまっているので、眼鏡を外せるほど回復しているわけではありません。

 また、時おり突然視野の中の一点~ちょうど焦点をあわせている中心部が光って、見えなくなる症状にも学生時代から悩んでいました。その対処法、予防法もなんとか発見することができました。


 その中で思い知ったことでもありますが、目の症状を改善するということは、大抵の場合簡単ではありません。どんな場合でもここをこうすればこうなるという仕組みが幾重にも重なっていることが多いのですが、目の場合は特にその仕組みが複雑であると感じます。

 経絡の話に戻しますと、目という器官には、頭部や顔面に流れるすべての経絡~手足の3陽経~つまりすべての陽経に加え、手小陰心経と足厥陰肝経までが集まっています。ここまでたくさんの経絡の気を集めている器官は他に無いでしょう。


 四白は目の症状に有効です。ただし、目に流れる胃経の気血が正常化する必要がある時には有効ですが、どんなときにも有効というわけではないのです。

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