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温溜(おんる)穴 [東洋医学]

今日は温溜穴です。
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 温は温かい、溜は流れを意味します。温かい陽気が流れている経穴であることをいっているのでしょう。


 この温溜は、大腸経の郄穴です。郄穴については、こちらをごらんください。→(過去記事参照~郄穴)


 郄穴なのは、この経穴が長橈側手根伸筋と腕橈骨筋の筋肉の隙間にあるからです。また、郄穴ですから圧痛も強く、筋肉を強く収縮させます。

 前回の偏歴が、前腕の外転力を緩める働きだとすれば、温溜は簡単に言うと、逆にというか同様にというか肘を屈曲させながら手首を甲側に反って内転(正確には橈屈ですが)するように筋肉を強く収縮させます。外転力が弱まる=内転力が強まるわけですから、効能は似ていて橈骨神経障害や前腕の知覚運動障害などに有効です。また、肘が強く外転すると頭蓋骨を締め付けるような筋肉の症状がでることがあるので、肘を屈曲、内転させてそれを緩める温溜は頭痛を和らげてくれる可能性もあります。

 面白いのは、おそらく肘を強く内転させながら手首を甲側に強く反るこの温溜の作用が、(やってみるとわかりますが)骨盤~恥骨を内転させて肛門括約筋を締める働きと連動することからだと思いますが、痔にも有効とされていることです。これは大腸経らしい効能ですね。痔でお辛いかたは、お試しください。


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つらい腰痛、がんこな肩こりでお悩みの方は都筑区仲町台の整体院、東洋整体術仲町台療術センターへお気軽にどうぞ。ギックリ腰や寝違え、ヒザや足腰の痛くて歩くのがツライ方もどうぞ。

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