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肺経、大腸経~呼吸と上腕二頭筋 [身体の使い方]

 秋も深まってきました。今日は雨ですが、あちこちで紅葉も美しく染まってきたことでしょう。スポーツの秋ともいいます。こんな季節に、ヒザや足腰の痛みで楽しめないなんてことのないようお身体を大切にしてくださいね。


 さて今回も引き続き大腸経のお話をしますが、今回はちょっと趣向を変えて、身体の使い方の視点から経絡をとらえてみましょう。


 まず大腸経のお話に行く前に、陰陽の裏表にある肺経のお話からはじめます。
 前回書きましたように東洋医学では、肺は収斂する力をもった臓器とされています。これを肺の仕事である呼吸運動で考えると、収斂ということはつまり「吸気ではなく呼気」の働きが肺そのものの持っている力だということになります。いい呼吸をするためには、まず息を出し切ることが大切だと言われているのはそのためではないでしょうか?(喘息が呼気の不全だったり、吸気の過剰が過呼吸だったりするのもその証明かもしれません)

 さてここで、皆さんが深呼吸するときのことを思い出してみてください。
 自然と腕をこんな風に動かすのではないでしょうか?このとき腕の筋肉の使い方のちょっとした相違によっていい呼気になるか、悪い呼気になるかが分かれてきます。

L7040115.JPG吸う
L7040114.JPG吐く

 それは上腕二頭筋という筋肉の使い方です。いわゆる力こぶをつくる筋肉ですが、解剖学的にはこの赤い線のように付いています。まさに肺経の流れるところですね。試しにここを緊張させながら(たとえば力こぶをボディービルダーのようにパンパンにした状態で)息を吐いてみてください。おわかりのように、これでは肺に息が残らないように吐くことができないのです。
jntk.jpg

 こうしてみると、肺経の経絡が通っている上腕二頭筋の緊張が抜けない人は、いい呼気~呼吸ができず、肺経の気の流れも悪いということになります。


 次回はどんなときに上腕二頭筋の緊張が抜けなくなるのか?はたまたそれが大腸経にどんな影響をあたえるのかについてお話していきたいと思っています。


つらい腰痛、がんこな肩こりでお悩みの方は都筑区仲町台の整体院、東洋整体術仲町台療術センターへお気軽にどうぞ。ヒザや足腰の痛くて歩くのがツライ方もどうぞ。
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