オリンピック [ココロとカラダ]
北京オリンピックもいよいよ明日で終わりですね。
トップアスリート達の超人的なパフォーマンスは見ていて楽しいだけでなく、元気をもらえるような気がしますよね。
私としても、それぞれの競技ひとつひとつに、人体の究極的・理想的な動きというものの手本を見るようで、勉強になると感じています。
それとはまたちょっとニュアンスが異なるんですが、おととい金メダルをとった、ソフトボールの上野投手のインタビューの一節を読んで感銘を受けてしまいました。それは次の言葉です。
「どんな状況に立たされるか考えて悩むより、何かが起きたときにどう対応できるかを大切にしている」
絶対に失敗は許されないと感じているとき、苦手なことをしなければならないとき、私たちはたいてい身体を固くして身構えるようにしてしまいます。あらゆる最悪の事態を想定して守りに入ることで、力みに身体を支配させてしまいがちです。
それよりもリラックスして行動した方が、パフォーマンスは上がるはずですし、たとえ想定外の不測の事態に見舞われても、うまく回避できる可能性が高いはずです。
ところがこれがわかっていてもなかなか実行できなかったりします。
私自身、大勢の人前で話すのが苦手なんですが、わかっていても身体が硬くなっていくのがわかります。その結果、いつも声が上ずったりして恥ずかしい思いをしています。
「どんな状況に立たされるか考えて悩むより、何かが起きたときにどう対応できるかを大切にしている」
つまり気持の持ちようと、日頃の積み重ねなんですね。上野投手の精神力にあやかりたいものです。
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