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関節 [身体の使い方]

 関節とは、骨と骨とのジョイント部で、骨格で覆われた体の中で、骨に妨げられずに動かすことができるポイントです。


 しかし、じっと同じ姿勢を取り続けたいとか、細かい作業をしたいので体がしっかりブレないようにしたいとか、力を入れて作業をしたいので体がグラグラして力が分散しないようにしたい等の必要を感じた時、関節が動くことを制限しなければなりません。


 しかしこれは、やり方次第では後に体に歪みを引き起こすだけでなく、希望しているパフォーマンスの質を低下させることが多いのです。

 関節を動かなくすることを達成するためには、何らかの力が必要です。それは、その関節が存在している空間で、最も力の強いものにさせるのが理に適っています。


 そしてそれは大抵の場合、残念ながら人間ではありません。地球です。(地球の重力と戦わなくてはならないジャンプのような動きは別です。私たちの体は若くて健康ならば、ジャンプのようなほんの一瞬、その負荷に耐えられるようにできています。)

 その大抵の場合には、地球の重力がその関節のブレない方向に働くように、体の形を工夫することが人間のできることです。それはスポーツではフォーム、武道では型、書道や音楽では姿勢などと呼ばれるものです。

 その工夫がうまくいけば、パフォーマンスは体重の載った力、流れのある書体、生き生きとした声や楽器の鳴り等として現れます。

 常に自分の力だけで動く人~何をするにも力を入れて息を止めて勢いをつけて動く人(勢いをつけないと動けない人)は、次第に地球との力比べに負けて、体~特に関節まわりが悲鳴を上げていきます。
そのようなタイプの人は、じっとして動かないようにするにも足を組んだり、椅子の下で足をつま先立ちのように立てていたり背骨の硬さによりかかったりぶら下がったりしていることが多いでしょう。これは実は地球の重力と戦って可動を制限してじっとする行為なのです。

 スポーツや音楽、書道などのパフォーマンスを上げるには、フォームと感覚~コツの習得が欠かせません。日常生活にもコツやフォームがあり、それを習得すれば、驚くほど生活が楽に生き生きと過ごせるようになります。

 当院ではそんなアドバイスをご要望があればさせていただいています。ぜひ一度お試しください。
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