SSブログ

魚のエラ呼吸と浮袋 [東洋医学]

 前回の続きを書きます。

 僕の答えは、どちらも金です。


 東洋医学では、より理論を美しく整理するために肺が金と言い切ってしまうことがありますが、呼吸には鼻も横隔膜も皮膚もそれぞれ役割を果たしています。魚のエラ呼吸では、尾ひれが水の中に推進力を出さなければ、エラは酸素をこしとることができません。また、金は呼吸現象だけでなく、浮袋の持つ水中の浮力をも表しています。しかしそれらはすべて地球のもつあるパワーと結びついているのです。


 この地球の地表界隈に存在している我々にとっての大気のパワー。それは、地球が重力で地球圏、大気圏を形作っているパワーでもあります。その凝集のパワーを金ととらえているのです。

 それは木火土金水の、水や土も同じではないかと言えば、そういう面もありますが、地球の重力が弱ければで最も早く宇宙に飛散してしまうのが大気です。月のように大気の無い星でないことが地球の金の力であり、それが陰のパワーならば、宇宙への放出は陽のパワーであり、そのせめぎあいにこそ金の要素の実体があるのです。

 そのパワーを体に取り入れたのが、呼吸のパワーであり、浮袋のパワーであるのです。また、木火土金水はそれぞれ助け合ってもいるので、現実の世界と同じく厳密に金は土や水との要素が分別できるわけでもありません。ですから「肺は金」とただ覚えても実用には役に立たないのです。そこが東洋医学の難しいところでもあります。

 ただ言えるのは、ツボを使っているのに理論をこじつけとしか感じてない施術家は、このパワーをうまく体に取り込めていないということです。


DCIM0015.JPG
DCIM0035.JPG


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。