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普段からこんなことばかり考えています。 [東洋医学]

 ツボという、東洋医学の中でも最も知られている言葉は、ある場所を、指で指圧したり、ハリで刺したりすると、病気や苦痛に何らかの効き目があるという現象として知られていますね。

 おそらく歴史をさかのぼれば、太古の人類も直感や偶然の中で、ツボというものを発見して、その知識を積み重ねていった結果、それが実用的な文化として発展してきたのが東洋医学の始まりでしょう。

 一方で、東洋医学には、易から導かれた自然哲学によって体系化された理論的裏付けみたいなものがあって、このことは専門外の方にはあまりなじみのない話でしょう。


 私たち東洋医学を志すものにも、あまりこの理論には重きを置かず、実用的なツボの効能をひたすら覚えて追及するタイプの方がいますが、本来はまじめに勉強すればするほど、理論を拠り所に考えるようになるのではないかと感じています。


 特に大切な基本的理論に、陰陽五行説というものがあります。この世界の現象は、陰と陽の二つの性質によって分類できるものであり、さらにその世界は、木・火・土・金・水の五つの元素によってできているという考え方です。

 それを体に落とし込んだのが東洋医学で、内臓は陰の肝・心・脾・肺・腎の五臓からなっていて、それぞれに陽の六腑が、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦で対応しています。(五対六でひとつ余りますが、その話はまたいずれ)

 この中で肺は金の陰で陽は大腸です。


 さて、エラ呼吸の魚の場合、陸上に上がった種族の浮袋が進化してのちに肺になりますが、呼吸はエラが行っています。

 ここで問題です。世界が陰陽五行で解釈できるのなら、魚の場合、呼吸器であるエラが金なのか、浮袋が金なのかどちらであると考えるべきでしょう?

 そんなことを考えるのは、あまり実用的ではありませんから、考える人も少ないしネットで探しても答えは書いてないかもしれません。


 しかし、これがわからなければ、応用がききません。健康を成り立たせているパワーの相関が判っていなければ、いくらツボの効用をたくさん暗記して試験に合格しても、まだまだ未熟な施術しかできないでしょう。



 僕の考えた答えは次回に書きます。お楽しみに

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