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商陽穴 [東洋医学]

 いよいよ今回から、大腸経の経穴(ツボ)をひとつづつご紹介していきましょう。


 今日は商陽です。

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 この経穴は、図のように人差し指の先にあります。
商陽についてお話する前に肺経の経穴のお話をさせていただいた時に最後に出てきた、少商穴のことをもう一度おさらいしてみましょう。

 以下にその時のお話を引用します。(過去記事参照→少商穴


「この経穴~ツボも特定穴で、ここまで何度も出てきました肺経の五兪穴のひとつの井穴という特性を持っています。肺経の気血がここに発して、井戸のように気血が涌き出るという意味ですね。
少商の少の字は、のちに大きな肺経の流れをつくることになる経絡の源が、ここでは未だ小さい湧水地であることを示しています。
 商というのは、陰陽五行説からきている字です。陰陽五行では、自然界を木・火・土・金・水という五行の働きで説明します。商は自然界の音を分類した角・徴・宮・商・羽の五音の中の一つで五行の中では五行の金と対応する音です。この五行の金を肝・心・脾・肺・腎の五臓で対応させると肺になるわけです。湧水地だから、チョロチョロと音がしているということなんでしょうか?」

 さて、少商が肺経の井穴であるのと同様、商陽は大腸経の井穴です。大腸経の気血がここに発して、井戸のように気血が涌き出るという意味です。商はやはり五音からきていて、湧水地だから、チョロチョロと音がしているということになるのだと思います。


 また商陽の陽は、肺経が太陰経という陰の気をもつ経絡であることに対して、大腸経が陽の気をもつことから由来しています。

 
 この経穴は、大腸経の流れている経絡まわりの解熱作用や炎症を軽減させる効果があります。やさしく押したり、第一関節を軽くストレッチさせるように伸ばしてあげると腕から肩、口や鼻にかけてスーッとするようなさわやかさを感じることができます。
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